Frontend Conference 2018 に参加しました
2018/11/24(土)に大阪 グラントフロントで開催された Frontend Conference 2018 に参加してきました。
Frontend Conferenceとは関西最大級のフロントエンド製作者向けイベントで、デザイナーの方もエンジニアの方も楽しめるイベントになっています。
セッションも下記のようなタイムテーブルで、デザイナー向けのセッションとエンジニア向けのセッションを選択できるようになっていました。
C02 | C01 | |
---|---|---|
10:00 | 会場 | |
10:30 | 開会あいさつ | |
10:50 | デザインをどう見せるか、どう伝えるか | WEBアプリを作らない選択肢 |
11:40 | デザイナ主導のプロトタイプ開発のススメ方 | Web Musicでは何ができるのか |
昼休憩 | ||
13:30 | Chrome Dev Summit Recap | 綾なすCSSアニメーション |
14:20 | 10名超えのスクラムでフロントエンド開発する現場の声 | |
15:10 | 業務システムに使えるPWA | 理想のデザインプロセスについて考える |
16:00 | タイポグラフィ・ベーシック | Rust+WebAssemblyで広がるWebの世界 |
フロントエンドで作る理由 | Webデザインに本当に必要だったものを考える 2018年版 | |
17:30 | 閉会あいさつ |
この中でエンジニアである私が参加したセッションは以下の通りでした。
- WEBアプリを作らない選択肢
- Web Music では何が出来るのか
- Chrome Dev Summit Recap
- 10名超えのスクラムでフロントエンド開発する現場の声
- 業務システムに使えるPWA
- Rust+WebAssenmblyで広がるWebの世界
- フロントエンドで作る理由
パフォーマンスについて
Web業界全体が今年に入りパフォーマンスに本腰をいれていることを全体を通して感じました。以下のような技術をもう少し積極的に使っていこうと思いました。
Dynamic Import
GoogleはWebpackでJavaScriptなどをbundleした際に170KBのバンドルサイズを推奨しているようです。それを超える場合はモジュールごとにDynamic Importを使いましょうとのこと。また、prefetchやpreloadなどのリソースヒントを利用することで読み込み速度が向上するようです。またbundlesizeというモジュールを使うことによってモジュールのバンドルサイズを管理することができるようです。
ServiceWorker
ServiceWorkerは敷居がたかそうなので避けていたのですが、Googleが開発したサービスワーカー用のJavaScript、Workboxを利用するとServiceWorkerが簡単に使えそうです。
また、業務ではなかなか使う機会がなさそうですが、個人的に挑戦してみたいと感じた技術もありました。
Wasm
また、WasmというWebの新しい技術の紹介がありました。Wasmとは、CやRustなどでかかれコンパイルされたバイナリーコードをWebブラウザー上で実行するための技術でWebAssemblyともよばれているとのこと。画像処理やゲーム、画像認識などによく使われる技術でシビアな高速化が求められるときに使われそうです。普段のWeb制作業務で使うことはほとんどないような気がします。
Web MINI API
MIDIはシンセサイザーなどの楽器からシリアル転送でソフトウェアにデータを転送するための規格で、Rolandなどの日本の楽器メーカーが策定したようです。以下のようなJavaScriptを記述することでキーボードを押した瞬間の処理を記述できるとのこと。楽しそうですね!
(async () => {
const midi = await window.navigator.requestMIDIAccess();
const output = Array.from(midi.outputs.values())[0];
input.minmidimessage = midiEvent => {
};
})();
懇親会
懇親会は立食形式でした。立食のあいだにLT大会がおこなわれ、私もLTに募集して5分間、アップルップルで開発したJavaScriptのライブラリーについて紹介しました。関西の人たちはノリが良く発表していて気持ちが良かったです。
まとめ
今回の勉強会で、Webサイトのパフォーマンスを向上させるための勉強もしないといけないなと感じました。またWeb AssemblyやWeb Musicなど、Webの可能性をさらに感じることができました。 このイベントを主催した関西フロントエンドUGというコミュニティはそのほかにもイベントを定期的に開催されているそうなので、また気になった勉強会があれば参加してみたいと思います。