運用側の視点を常に考えていただいているので本当にありがたいです。

学校法人 栗本学園 様

以前のサイトでは日本語の情報と英語の情報の発信量に差がありましたが、今はタイムラグなしで日本語、英語の両方の言語で発信できるようになり、かなり仕事が効率的になりました。制作中も「大学院ではかえってこういう作業が発生するのでこちらにしましょう」など、具体的な提案もしていただき、本当にありがたかったです。

国際性豊かな視点で世界標準の国際教育を実践する栗本学園。学園全体のブランディング構築のため、Webサイトをリニューアルすることへ。2022年9月に開校する国際高等学校を含め、大学・大学院のWebサイトをご依頼いただきました。今回は、名古屋商科大学のWebサイトのマルチデバイス対応や多言語対応、新サイトでのブランディングの取り組みなどについて担当者さまにお話を伺いました。

リニューアルすることになったのはどのようなきっかけですか?

国際高等学校の開校に向けてのブランディング事業の一環です。大学も含めた学園全体のWebサイトのリニューアルをしていきたいということです。マルチデバイス対応、多言語対応の課題もありました。

まず最初に、大学のサイトからリニューアルをおこないました。以前のWebサイトはパソコンでの閲覧を中心にしていたため、現代にあわせてマルチデバイス対応が必要でした。以前のWebサイトもスマホ対応はしていましたが、コンテンツを限定しておこなっていました。Googleアナリティクスで調査していると、やはりパソコンよりもスマホやタブレットから本学のWebサイトを閲覧する方が圧倒的に多いです。

多言語対応も課題のひとつで、新しく開校する国際高等学校は、授業をすべて英語でおこないます。進学先も海外を視野に入れているため、このタイミングで学園全体のWebサイトを多言語対応し、さまざまな言語で発信していきたいと考えました。

多言語対応で、リニューアル後の運用はどのように変わりましたか?

以前の大学のWebサイトでは、日本人スタッフと外国スタッフとの間で発信する内容の統一がされていませんでした。情報量も日本語の情報の発信が10だとすると英語の情報は6ぐらいで。
今のサイトに切り替わってほぼ10:10で発信できるようになっています。言語が変わっても同じボリュームで発信できるようになったことが大きなポイントです。

運用もすごく簡単で、管理画面にあるボタン一つで翻訳済みの下書き記事を作成できるのも好評です。今は日本人スタッフ、外国人スタッフのどちらかが記事を書いたら、ほぼタイムラグなしで両方の言語で発信できています。もちろんそのままでは公開できないので、自動翻訳された記事をそれぞれのスタッフがチェックして公開します。すべてを人力の翻訳でおこなうと時間がかかるので、かなり仕事が効率的になりました。

Webサイトでのブランディングの取り組みはどのようなものがありますか?

大学・高等学校・大学院と、すべてのサイトで動画コンテンツを常設できるレイアウトにしました。
本学はもともと動画コンテンツをたくさん持っていて、撮影する際にも「何を訴えたいのか」を考えて撮影しています。YouTubeチャンネルでの紹介以外に、Webサイトでも動画を閲覧者へダイレクトに伝えられるようになりました。

動画コンテンツでは、文字だけで紹介しきれない部分を視覚的に伝えるようにしています。たとえば日進キャンパスは、東京ドーム1.5倍の広さがあります。動画を使えば入学を検討する学生たちによりその広大さをアピールできますよね。

サイト上の動画の差し替えも簡単なので、昨今ではオンライン授業の様子を撮影して、時期に合わせて数ヶ月に一回は更新をしています。「文字だけではなく動画で伝えたい」というニーズを汲み取って、こういう形の表現ができる仕組みを入れていただいて、とても気に入っています。


アップルップルに制作を依頼した理由をお聞かせください。

実は大学と大学院のWebサイトは以前から a-blog cms を使って運用しており、もともと10年以上のお付き合いがありました。

他社も比較検討した上で学園全体のブランディングも含め、最終的にはこちらの求めているものを、アップルップルさんは実現できるとの判断になりました。

今回のリニューアルはどのような流れで進みましたか?

広報スタッフを含めてこちらが中心となって意見を出し合いながら、アップルップルさんと一緒に作っていきました。リニューアル前のWebサイトはトップページで訴えかけている部分があったと感じています。今回のリニューアルでは、入り口の入学案内のところから、出口となる就職支援の部分まで構成を一気に見直しました。たとえば大学案内には、「何を書くか」とか「教員と研究はペアにしよう」とか、この辺りはかなりアップルップルさんと連携をとりながら組み立てました。

制作過程でのアップルップルの印象はいかがでしたか?

改修作業中に足りないものや不要なものが出てきても、密に連絡をとりながら、すぐに対応してくださいました。また「大学にはこちらが合うと思います」「大学院ではかえってこういう作業が発生するのでこちらにしましょう」など、具体的な提案もしていただけて信頼できました。常に運用側の観点を考慮していただける制作会社さんだったので、本当にありがたかったです。

また配置の美観についても研究されていました。本学は視覚的に訴えることへのこだわりがあるので、改行などの細かな部分も配慮して納めていただきました。今回のサイトは特にスマホやタブレットで綺麗に見えるので、こういうところもすごく魅力的なポイントです。

リニューアルしたWebサイトについてはいかがでしたか?

今回、大学のWebサイトが出来上がると学園の広報スタッフから「見やすくなった」「私たちが伝えたい内容を、ここにまとめることができている」など学園全体からの声が届きました。

またサイトで採用している CMS (a-blog cms) が、使いやすいという声もスタッフの間で上がっています。更新にかかわるスタッフは20名ほど。広報だけでなく、学生支援のスタッフや、インターナショナルな交流を担当しているスタッフもWebサイトの運用をおこなうので、やはり簡単に操作できるというところにつきます。シンプルで操作しやすく、広報スタッフに依頼をかけなくても担当スタッフが自分で更新できるので、他部署のスタッフからも好評です。

これからの展望や、Webを活用してやってみたいことを教えてください。

その時々によって一番ホットな内容は変わっていくので、最初に作ったコンテンツや導線も、この先ずっと同じではいけないと思っています。特にWebサイトは広報の中で最も重要なものであると認識しています。その時に適したコンテンツを、一番魅力的な形でPRできるように力を入れていきたいです。
また大学や大学院では、中国の方からのお問い合わせも増えているので、今後は国別訪問者のコンテンツの中身も分厚くして、ニーズに合わせて更新していけたらと思っています。


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